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50代婚活の現実 – データーで読む「成婚率」の実態

50代婚活の現実はどうなっているのか?

50代で婚活を志す人、難しさを感じている人はきっと疑問に思うことでしょう。ではこの記事がその記事にお答えしましょう。

50代で未婚者が結婚できる確率、50代男性が若い女性との結婚率など。皆さんが知りたいであろうポイントを取り上げます。記事の拠り所は、日本国政府が行なっている人口動態調査など信頼できるデーターの数々。その絶大な力を拝借して、巷にはびこる怪しい俗説に斬り込みたいと思います。

書き手は、中年男性専門の婚活コンサルタントで、ベストセラー「40代からのモテる技術」や「いくつになってもモテる人の習慣」の著者である青木一郎です。

「50代婚活の現実」を知りたい人には必見の記事。ぜひ最後までお読みください。


1. 50代の未婚者の成婚率

50代の未婚者を国は「生涯未婚者」と定義しています。「50歳過ぎて、結婚したことがないなら一生独身のまま」と見做している訳です。では実態はどうなっているのでしょうか?

厚生労働省が発表している「人口動態調査」のデーターを集計してみると、

・50代男性・未婚者の結婚率

  • 50歳で独身、その後5年間で結婚した人の割合は約8%。
  • 55歳で独身、その後5年間で結婚した人の割合は約10%

・50代女性・未婚者の結婚率

  • 50歳で独身、その後5年間で結婚した人の割合は約4%。
  • 55歳で独身、その後5年間で結婚した人の割合は約5%

これらデーターが示すとおり「一生独身のまま」ではありません。

●50歳の時点で未婚者は一生結婚することがない=誤り!

2. 50代の結婚は再婚者が圧倒的に多い

前述は50代の未婚者ケースでした。次は50代での「再婚」に関して。50代における再婚率、つまり50代の離婚経験者が再婚する確率を知りたいところですが、そのものズバリの調査はないし、類推できるデーターもありません。

しかし婚姻数を見ると「やはり」と言いたくなる数字なんですよねー。50代では未婚者の結婚より再婚が圧倒的に多いのです(以下のチャート参照)。

過去に結婚していれば、恋愛から結婚までの一連のプロセスを経験している強みがあるし、結婚に対する期待や自身のニーズに対する評価も妥当でしょう。そもそもの50代離婚者>50代未婚者という前提もあるでしょう。

男性の場合には女性の扱いがそれなりだろうし、50代未婚男性の場合「彼女いない歴=年齢」という人も一定数いるだろうから、50代の「再婚数>未婚者の結婚」はストンと腹に落ちる実態です。

では次に婚活している50代の方にとって関心が高いであろうテーマ、

3. 50代男女の婚活成功率(推定値)

50代婚活の成功率に関する調査結果はありません。なので関連データー(以下「推量の前提」)から推量してみると、男性で30~35%程度、女性で15~20%程度ではないか、と推量されます。

この数字、「厳しい」「微妙」「余裕」など受け取り方は様々なはず。50代の婚活を考える上でもう少し参考になるデーターを次の4項(4.実は子連れの方が…)で紹介します。すごく意外な実態ではないかと、

・推計の前提

  • 50代未婚者の結婚率を先ほど述べましたが、分母に「結婚したくない人」も含まれています。婚活会社タメニーの調べによると、50代で「結婚したい人」の割合は60%。これを勘案すると50代未婚者の結婚率は1.7倍押し上げられます。
  • 同じ調査で結婚したい人のうち調査時点で婚活をしている人は極端に少なく6.4%。
  • 40代婚活の成功率については、日本有数のシンクタンクである三菱UFJ R&Cの調査結果があります。いわく 男性は47%、女性は29%。
  • 結婚相談所IBJの調査によると、50代の成婚しやすさは40代のおおよそ50%前後。上記の40代婚活成功ケースのうち結婚相談所は半数以下

4. 実は子連れの方が成婚しやすいという実態

50代の婚活で気になるのは「子連れ」問題ではないでしょうか。ここに驚くべきデーターがあります。

結婚相談所IBJによる「成婚しやすさ」をテーマにした調査。成婚者をいろいろな切り口で比較し、「成婚しやすさ」の比較を行いました。例えば、喫煙者と非喫煙者の比較、年齢別の比較など。

そして、未婚と再婚、子連れと子なし、について比較したところ、意外な実態を示す結果が明らかになりました。

・男性の場合:

初婚より再婚の方が1.2倍成婚しやすい。そして「子アリで同居」している方が「子なし」の男性より1.4倍成婚しやすい。

男性の場合、子連れで同居ということはシングルファーザーとして仕事も子育ても頑張った。だからバイタリーもあるし、責任感もある。男性として人として魅力的だ、という事ではないかと推察。それでは続いて女性の場合、

・女性の場合:

男性と同じで初婚より再婚の方が成婚しやすい。ただその割合は1.07倍と男性よりは少なめ。一方の「子アリ」では男性とは異なり「成婚し辛くなるのです」。子供と同居の場合、マイナス7ポイント。子供と同居していない場合はさらに激しくマイナス22ポイントのダウン。

女性の場合には、相手となる男性が自分の子供を欲しがる傾向があるのでしょう。また男性と同じ理由で、子育てしているシングルマザーは人としての魅力を感じさせるのかもしれません。

それでは次に50代の男性にとって明るいトピックスを紹介しましょう。

5. 50代男性が20代~30代前半までの女性と結婚する確率

男性は若くで容姿がいい女性が大好きです。50代男性も御多分に洩れず、同じ趣向です。ある調査によると、50代男性の半数以上が20代~30代前半までの女性と結婚を希望するとのこと。

これは結婚相談所のアドバイザーに「無理!」と一蹴される希望条件ですが、実態はどうなのでしょうか?こうした年の差婚はどのくらい成り立つのでしょうか?

厚生労働省の成婚者に関するデーターを整理したところ、

・20代女性との結婚率

50代前半の男性で結婚した人のうち約6%が20代の女性と結婚しています。50代後半で約5%。もちろん30代40代の男性と比べると割合は低くなりますが、それでもいることはいるのです。

・30代前半(30~34歳)の女性との結婚率

50代前半の男性のうち約15%、そして50代後半の男性でも約10%。

「無理!」と決めつけるのは憚れる実態ですね。

6. 50代婚活の成功を阻む3つの壁

これまで様々なデーターが示しましたとおり、50代の婚活は個人差が大きい。未婚者も離婚経験者もいる。子供の有無もある。そして相手に対する希望条件もまちまちな訳で。

とは言え、50代婚活の成功を阻むものには共通点があります。これまでの私のコンサルティング経験から以下の3つに集約されると言えます。

  1. 加齢現象
  2. 自身のスペックと希望条件のアンマッチ、そしてステークホルダーの存在
  3. 結婚相談所のサポート力が弱い

順番に説明しましょう。

①加齢現象:

40代は体の変わり目。50代では老化が進みます。髪の毛や目元、口元が衰え、体型は締まりがなくなり、運動機能も生殖機能も低下します。要するに異性にとって魅力が低下することを意味します。

もし50代男性が若い容姿がいい女性との結婚を希望するなら、そして50代女性が同年代~やや年下の頼もしい男性を希望するなら、「あるがままの姿」は大きな障害になることでしょう。

②自身のスペックと希望条件のアンマッチ:

50代にもなると他の年代と比較して、自身のスペックと希望条件のアンマッチがたくさん出てきます。そしてそれが結婚を遠ざけることになるのです。代表的なものが「年齢」…

・年齢のアンマッチ

50代で婚活している男性の半数以上が20代~30代前半まの女性との結婚を希望します。一方、その年代の女性で50代の男性を望む女性はほぼ皆無。

50代の女性は概ね同年代の男性を希望しますが、同年代の男性は「若い女性」に目が向いています。

・50代のアンマッチ問題は多数発生する

「年齢」のアンマッチだけでも、すれ違いの度合いが大きいのに、他に婚姻歴、子供の有無、定年以降の働き方などアンマッチ条件がある。

加えて、子供が再婚相手と同居したくないとか、親の介護で住む場所が限定されてしまうなど、ステークホルダーが増える分、アンマッチは複雑化します。

20代30代のように身軽ではない。40代よりも拘りや縛りが増える。なので「自身のスペックと希望条件のアンマッチ」が多数発生して、カップリングがし辛いという残念な状況に陥りやすいのです。

③結婚相談所のサポートが弱い

「50代の婚活は厳しい」という認識の人は、「最後の砦」という期待から結婚相談所に駆け込みます。がしかし。成果を上げ辛いのが実態です。経済通産省の調査によると、結婚相談所の成婚率は男性で平均7.9%、女性で平均8.6%と低調。

50代男女は平均より成婚し辛いので、成功できる確率はさらに低くなります。

ではなぜ成功率が低いのでしょうか?その理由の一つが、結婚相談所の会員は相手に対する条件に厳しいことが挙げられます。

経済通産省の調査によると、一般の未婚者と比べて例えば「年齢」の条件は3倍も厳しいとのこと。これじゃあ50代は厳しいですよね。年齢だけではなく、いろんな条件のアンマッチ問題を抱えている身としては。

結婚相談所の主たる業務は「相手の紹介」なので、マッチングのしやすさを優先します。だから50代特有のアンマッチ問題の解消には消極的。「条件に厳しい」と言う会員特性との相乗作用で、50代の婚活は結婚相談所でさらに深刻化するのです。

加えて、50代向けの婚活ソリューションがありません。アンチエイジングや社会人経験を活かして魅力の魅力を引き上げるようなサポートが全くないのです。

【まとめ】50代婚活の現実、ではどうしたらいいのか?

以上の50代婚活の現実を踏まえて ” ではどうしたらいいのか? “に関する私の回答を記事にまとめました。ぜひ一読ください。

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