もしあなたが40代での結婚を希望して、「絶対に失敗できない」という決意から、結婚相談所の入会を検討しているなら、絶対にチェックするべき事柄があります。

 

 例えばそれは、結婚相談所の成功率で、10パーセント以下しかないことです。

 

 結婚相談所に関する情報は巷に溢れかえっています。しかし、業者自身による一方通行の宣伝や送客サイトのランキング情報ばかりで、本当に知るべき情報が正確に伝わっていないのが実情です。

 

 その好例が先の「成功率10パーセント以下」です。これは結婚相談所の所轄官庁である経済通産省が行った調査結果です。最も信頼性が高いものですが、ほとんど知られていません。

 

 この記事では、こうしたデータを紐解きながら、私がビジネス情報サイト「東洋経済オンライン」に寄稿した結婚相談所に関する記事を大幅加筆して、体系的な情報を提供いたします。40代の婚活には後がありません。「最後の砦」結婚相談所の検討材料として参考になれば幸いです。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。イントロ

 

ぜひ最後までお読みください。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。著者紹介

目次

 

1.実態その1.そもそも結婚相談所とは?

 

 

2.実態その2.結婚相談所に集まる女性の特徴は?

 

3.実態その3.結婚相談所の平均在籍期間は2年

 

4.実態その4.料金|高額料金

 

5.実態その5.結婚相談所の成功率は、わずか10パーセント未満

 

6.実態その6.顧客満足度は10パーセント、トラブルは同業の4倍

 

全体のまとめ

 

1.実態その1.そもそも結婚相談所とは?

 

 結婚相談所とは、「そろそろ私、結婚したいんです…」という独身者に対して、希望条件にマッチした異性のデータの提供やお見合いをセットアップするところです。その数、全国に約4千社、約7割が個人事業主と言われています。

 

1−1.結婚相談所におけるサービスの実態

 

 この業界には有名企業のグループ会社もあれば、年金生活者が個人で結婚相談所を営んでいるケースもあります。しかし、規模の大小に関わらず根幹となるサービスは同じです。順を追って説明しましょう。

 

  • 1−1−1.異性の紹介とは、システマティックなデータの送付

 

 「ちょっと、いい子がいるんだけど、会ってみない?」という世話好きのオバサンがその昔、手弁当でやっていたことを、ビジネスとしてシステム化したものです。

 

 具体的には、自分自身のプロフィールと相手の希望条件をコンピューターに登録します。するとシステムが数万人の会員情報の中から、条件にマッチした相手を瞬時に選び出します。

 そして、紙媒体(=会員向けの情報誌など)やメールなどで、契約時に決めた人数分のマッチングデータを提示するのです。例えば、契約内容が月間5名紹介なら、5名分の会員データが毎月送られてくるということです。

 

 これが「異性の紹介」と呼ばれているものの全てです。

 

 ここで注意が必要なのは、希望条件を伝えているにもかかわらず、紹介される相手が「タイプじゃない」ことがあることです。実際のところ、会員から寄せられるトラブルで最も多いのは「紹介相手の質」なのです。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。結婚相談所に対するクレーム1位は紹介する異性の質

 

  • 1−1−2.脱・待ちのスタンス|検索システム利用

 

 前述のサービスは、結婚相談所が選んだ相手を待つ、いわば「受け身」のスタイルです。一方、業者によってはマッチングシステムを会員に解放しています。この場合、会員自ら操作を行い、希望する相手を希望する条件で、検索することが出来るのです。

 

  • 1−1−3.中年男性のお見合い成立の確率は?

 

 紹介された相手(もしくは検索結果)の中で、気に入った相手がいたらお見合いを申し込みます。申し込まれた相手がOKなら、お見合いが成立。日程や場所の調整は会員同士で行うケースもあれば、有料で結婚相談所が行うケースもあります。

 

 注意点としては、お見合いを申し込んでも断られることがあることです。40代は年齢というハンデを抱えているので、この点は特に留意が必要です。実例を紹介しましょう。婚活会社IBJの調査結果です。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。お見合い成立率

 

 40代の男性の場合、お見合いを申し込んでも成立す割合が4〜5%しかありません。

 

  • 1−1−4.お見合いパーティは、期待外れの婚活ワースト3位

 

 お見合いパーティをオプションとして(会費とは別に参加費を払う形式で)、結婚相談所が提供する場合があります。大手は自社の会員同士、中小の結婚相談所は主として共同システム運営会社が主催するパーティを会員に紹介します。

 

 お見合いパーティ(別称「婚活パーティ」)の成功率も実は高くありません。明治安田福祉研究所の調査によると、既婚者が知り合ったキッカケのワースト3位、期待外れのワースト3に、お見合いパーティが堂々のランクインをしているのです。

 

 ・参考記事:40代からの「婚活パーティー」の教科書

 

1−2.結婚相談所の体制(2つの業態)

 

 結婚相談所として相手を紹介したり、お見合いをセッティングする上では、同一地域で数千人の会員、全国規模では数万人の会員が必要といわれています。この会員を管理するためのインフラ(システムと店舗)が必要となります。

 

  • 1−2−1.数万人規模の会員管理システムが必須

 このため、本部センターに数万人規模の会員同士をマッチングさせる大型のコンピューターシステムが必須で、会員とのインターフェイスとして店舗側にそのシステムにアクセスできる端末と会員をサポートする要員を配置しています。

 

 先に述べたとおり、結婚相談所の約7割は個人事業者なので、マッチングシステムを自社で構築し運用することができません。このため専門業者のコンピューターシステムを共同利用しています。また、数万人の会員を独自に集めることもできないので、会員情報(=会員DB)も共有しています。

 

 こうしたシステム保有形態から、結婚相談所は以下のとおり2つの業態に大別することができます。

 

・独自システムを所有=大手の結婚相談所=データマッチング型

・システムの共同利用=中小の結婚相談所=仲人・結婚相談型

 

 

  • 1−2−2.大手の実態|入会後に放置されるって本当?

 

(1)主な企業

 

 ツヴァイ、オーネット、パートナーエージェントなど。

 

 いわゆる大手と呼ばれるところ。有名企業のグループ会社も含まれています。ツヴァイはスーパーの「イオン」が親会社、オーネットは楽天グループに属しています。本部システムおよび店舗ネットワークは全て自社で構築し運営しています。

 

(2)成婚率

 

 オーネットのホームページによると、大手の成婚率は10パーセント程度。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。大手結婚相談所の成婚率

 

(3)特長

 

 大手はシステムによるマッチング情報の提供に主眼をおき、人(担当者)によるサポートやアドバイサー機能が弱い傾向があると言われています。婚活ライターとして著名な石神賢介氏の次のコメントにこのことがよく示されています。

 

かつて記者として働いた雑誌で結婚特集や出会い特集を担当した時の取材で、大手結婚相談所のいい加減さをかなり聞かされていた。

 

(中略)入会後には放置される。毎月お見合い候補を紹介されるものの、あくまでもシステマティックに行われるだけだ。入会し、集金が終わった会員に対して手間をかけたくないからだ。(出典:石神賢介著「アラフィフ婚活」飛鳥新社刊)

 

なお、経済通産省は、こうした大手の結婚相談所を「データマッチング型サービス業」として業態分類しています。

 

 

  • 1−2−3.中小の実態|個人が副業や趣味のレベルで営む?

 

 中小企業や個人事業主が店舗業務を運営し、全国仲人連合会や日本ブライダル連盟などの専門業者の共同システム(+共同の会員DB)を利用しています。

 

(1)主な事業者像

 

 その多くが個人事業主で、年商300万未満が3分の1以上にのぼり、経産省はレポートの中では、「個人が副業や趣味のレベルで事業を行っている」としています。

 先の専門業者が、「副業でできる」と宣伝して新規の結婚相談所のなり手を募集しているのもその一因になっているといえるでしょう。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。中小結婚相談所のあきれた実態

 

 

(2)成婚率

 

 男性の平均が7.9パーセント。女性の平均が8.6パーセント。(出典:経済通産省「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書」

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。中小結婚相談所の成婚率

 

(3)特長

 

 大手結婚相談所に比べて、人(担当者)によるサポートを前提にしています。こうした特長から、経済通産省は「仲人・結婚相談型サービス」として業態分類しています。

 

 また、大手に比べて入会時の料金が低いのも特長と言えるでしょう。そこに「お得感」がありますが、お見合い料を1回あたり5千円から1万円程度設定しているのでトータルの費用では逆に高くなることが十分あり得ます。

 

 また、紹介を受けた相手と結婚(もしくは交際)に至った場合、数十万円もの「成婚料」を支払う必要があります。こうしたことからも、コストは常にトータル費用で考えるべきです(例えば、在籍期間は後述する「3.実態その3.平均在籍期間は2年間」を参照し、お見合い回数は月1回など想定して、算出する)。

 

 

この章(=1.実態その1.そもそも結婚相談所とは?)のまとめ

 

 結婚相談所に入会したら、「これで一安心」と思うなかれです。「異性の紹介」といってもデータの提示にしか過ぎませんし、実際に会えるのは(例えば本記事の事例では)そのうちの数パーセントです。また、結婚できる確率は10パーセント以下です。過度な期待は禁物ということでしょう。

 

2.実態その2.結婚相談所に集まる女性の特徴は?

 

2−1.男性に求める条件が2倍から3倍キビしい

 

 経済通産省の調査によると、結婚相談所の女性会員は、一般の未婚女性に比べて男性に求める条件が2〜3倍厳しいことが明らかになりました。

 

 例えば、男性の収入の下限値を求める割合は2.3倍になり、男性の年齢を条件にする人が増える結果、「年は気にならない」という人は3分の1に激減します。40代男性にとって由々しき問題といえるでしょう。

 

2−2.女性会員の約6割が35歳以上

 

 女性会員の約8割以上が30歳以上で、約6割が35歳以上です。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。女性会員の約6割が35歳以上

 

 婚活パーティでは、女性は20代後半が中心層なので、大まかな傾向としては、女性は20代後半から気軽な婚活パーティに参加して、30代になると「最後の砦」として結婚相談所に入会する傾向があることが推察できます。

 

2−3.高学歴の女性が多い

 

 大卒もしくは大学院卒が全体の42パーセントと高学歴の女性が集まっているのが特長です。ちなみに一般の未婚女性は大卒以上の割合が37パーセントなので5パーセント以上多いことになります。(高専・短大卒も含めるとその差は更に広がります)

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。高学歴の女性が多い

 

この章(=2.結婚相談所に集まる女性)のまとめ

 

 結婚相談所の女性会員は一般の未婚女性に比べて、「年齢」や「年収」など男性に対する条件が2〜3倍厳しいのが特長です。高額の料金を払っているのだから、それに見合った成果を上げたいということなのでしょうか。40代の男性は年齢が決定的なハンデになるので留意が必要です。

 

3.実態その3.結婚相談所の平均在籍期間は2年

 

 結婚相談所で「1年婚活」をセールスポイントにしている業者がありますが、実態はどうなのでしょうか。9割の人は2年間活動して、かつ成果がないのが実情です。

 

3−1.9割の会員が平均2年間在籍して、成果なし(婚活アリ地獄)

 

 結婚に至った場合とそうでない場合で会員期間は大きく異なります。経済通産省の調査によると、大手(=データマッチング型)のケースでは、結婚に至った場合には平均12.7ヶ月。結婚に至らない場合には23.1ヶ月間です。

 

 一方の中小・個人の結婚相談所(=仲人・結婚相談型)では、先に述べたとおり、結婚に至った場合には11.5ヶ月、結婚に至らない場合には24.8ヶ月です。

 

 共に後者の場合は成果がでない中で、2年間前後も婚活をするわけですから、会員の方の心痛は計り知れないものがあるでしょう。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。平均在籍期間は約2年

 

 前述のとおり結婚相談所の成功率は10パーセント未満です。つまり約10パーセント未満の人は「1年婚活」で無事に結婚する一方、残りの90パーセントの人は2年間も結婚相談所で活動して成果なしというのが実態なのです。

 

4.実態その4.料金|高額料金

 

 皆さんは結婚相談所というと、どんなイメージを抱きますか?

 

 ある調査によると断トツの1位は「料金が高い」です。約60パーセントの人が「そう思う」と答え、「ややそう思う」の人も含めると97パーセントの人が「結婚相談所は高い」というイメージを持っています(経産省、2006年調査)。

 

 実態はどうなのでしょうか?

 

4—1.大手の実態|50万円から70万円が目安

 

 入会時の料金と月会費で構成されています。2年間活動した場合、大手4社それそれの料金は以下のとおり(2016年10月時点のデータ)。

 結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。大手結婚相談所の料金比較

 

4—2.中小結婚相談所|70万円から90万円が目安

 

 入会時の料金(登録料)と月会費、およびお見合い設定料と成婚料で構成されています。2年間活動し、月に2回お見合いをすると想定して算出しています。成婚する場合には約87万円、成婚できない場合には約67万円かかります。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。中小結婚相談所の料金

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5.実態その5.結婚相談所の成功率は、わずか10%未満

 

 経済通産省が全国の結婚相談所3669件に対して行った実態調査によると、結婚相談所の成婚率は平均で男性が8.4パーセント、女性が10.1パーセントという非常に低調な実態が明らかになりました。

 

5—1.なぜ成功率が低いのか?

 

  • 恋愛感情を育む仕掛けがない

 

 現代ニッポンにおいて、結婚は恋愛結婚が主流です。そうした中、結婚相談所には恋愛感情を育む仕掛けがありません。

 

 異性の紹介といっても、「年齢」「学歴」「年収」など無味乾燥な属性情報の羅列と若干のPR文だけ。そこから読み取れるのは人となりのごくわずかです。

 業者がセッティングする「お見合い」の定番は、指定されたホテルのロビーで会合。時間厳守(60分以内)。アルコールと連絡先の交換は厳禁。これで相手を好きになれと言われても…大半の人には難しいと思います。

 

  • 需給バランスが悪い

 

 未婚女性が「結婚相手に望む年収」は600万円以上が最も多く、約4割という調査結果があります。そうした中、これをクリアできる未婚男性はわずか6パーセントしかいません。

 

 仮に、年収600万円以上の男性を紹介されたとしても、実際に会ってみたら「1円単位で食事代をワリカンにされた」とか、価値観の相違やコミュニケーション不全が原因でNGになるケースもあるとよく聞きます。

 

 そもそも需給バランスが悪いのです。

 

  • 相手に求める条件がキビしい

 

 先に述べたとおり、結婚相談所の会員は一般の未婚者に比べて、「年齢」「年収」「学歴」など相手に対する条件が厳しくなります。これもマッチング率=成功率が低調な要員の一つでしょう。

 

  • 有効なアドバイスがもらえない

 

 後で詳しく述べますが、結婚相談所からは必要なアドバイスが得られないという残念な状況があります。大半の会員が異性関係に不慣れなので、有効なアドバイスなしには、何で行き詰まっているのかさえ自己分析できないし、打開策も見つけられません。これも成功率が低い原因の一つです。

 

5—2.成婚率を高く見せるカラクリ

 

 経済通産省の調査結果、そして業界最大手のオーネットの公表内容から、結婚相談所の成婚率は10パーセント程度であることが明らかになりました。しかし、この数値の2倍、3倍の成婚率をホームページなどで表示する結婚相談所が後を絶ちません。

 

  • 自社以外の成婚退会者も含めるケース

 

 会員が結婚を理由に結婚相談所を退会する場合、他社が紹介したケースで自社の会員が結婚した場合でも自社の成婚率の実績に混在させてしまうケースがあります。この場合、本来は「成婚率」ではなく「成婚退会率(他社分も含む)」と表示するべきです。

 

  • 母数を退会者に絞るケース

 

 経産省の用いた算出式(成婚者÷会員数)とは異なる方式で成婚率を提示するやり方です。具体的には母数を退会者に絞ります(すると成婚率は大幅に上昇します)。つまり、辞めた人のうち何人が結婚できたかという指標です。

 

 会員は一日でも早い結婚を目指しているので、経産省が用いた算出式の方が成功の確率の実態をより正確に示しているといえますが、こういうやり方もあると言うことです。

 

6.実態その6.顧客満足度は10%、トラブルは同業の4倍

 

 結婚相談所に会員の満足度は10パーセント程度です。

 

 その原因としては、アドバイス機能の脆弱さが上げられます。相手の気持ちの読み方や話題の見つけ方、結婚に至るまでの情報が必要とされているのに、提供できていないという実態があります(経済通産省調べ)。

 

6—1.相談員は異性関係のスペシャリストではない

 

 結婚相談所の相談員は多数の会員をサポートしています。大手にもなると一人の相談員が70〜100名の会員をサポートしているため、一人一人に向き合ってきめ細かいサポートをすることが物理的に不可能です。

 

 また、新規の会員を獲得するとコミッションが貰えることもあり、既存の会員は放ったらかしになるという残念な状況が生まれます。

 

 大前提として、相談員が異性関係のスペシャリストとは言い難く、外見や会話やデート方法など必要とされるアドバイスが出来ません。

 

6—2.同じ結婚産業の4倍トラブルが発生する

 

 国民生活センターによせられる苦情・相談の件数をみると、結婚相談所に対するものが非常に多く、同じ結婚関連サービスと比較すると約4倍のトラブルが発生し、際立って多いことがわかります。

 

結婚相談所の成功率10%以下!入会前に40代が知るべき6つの実態。トラブルが多発

 

 参考までに経済通産省のレポートの中で記載されていた苦情の具体的な内容を紹介します。

 

  • 情報提供期間は2年間(中略)、月に2名の写真が送られ双方が希望するとお見合いする。何回か希望を出したが一度も会えなかった。
  • 成婚率が高いとの広告を見て期待を持って入会した。毎月最高9名位相手のプロフィールが送られ申し込んでも一向に返事がない。(中略)特に高い希望を出している訳でもないのに変。(中略)会員だけ集めている感じ。
  • 大手新聞社の広告にも載っている企業なので安心と思い入会した。約束通り月2人のデータは送ってくる。だが相手に断られたり、データが多少違っている など信じられない。

 

全体のまとめ

 

 「結婚相談所の成功率が10パーセント以下」という話を、30代の知り合いの独身女性に話したところ、「えーーー、私、もしこのまま30代後半でも独身だったら最後の砦にしようと思っていたのにぃ〜」と非常に驚きました。

 

 世間に広がるこうした「麗しき誤解」を解きたいと願ったことが、この記事を書いた動機です。

 

 この業界にまつわる情報で問題なのは「顧客不在」だと私は思います。冒頭で述べたとおり、業者の宣伝や送客サイトのランキング情報など、「顧客不在」の視点による情報が主体です。

 

 これでは消費者が正しい判断ができません。

 

 結婚相談所は人生を左右する大きな役割を担っていますし、少子化という日本が抱えている超ド級の問題を解決する担い手としても期待されています。だからこそ、リスクも含めた情報の提供が必須であるべきです。

 

 結婚相談所の入会を検討されている方は、この記事を参考にしていただきたいと思います。最後にチェックリスを作成しましたので(以下、参照)、ご活用いただけたら幸いです。

 

【必須】結婚相談所に入会する前のチェックリスト

 

  • 結婚相談所の成婚率は、10パーセント以下しかない。40代の男性は年齢自体がハンデになるので、もっと悪いと推察される。料金が高額なので、成婚率は必ず確認すること。
  • 大手の結婚相談所(=ツヴァイやオーネットなど)も例外ではなく、成婚率は10%。
  • 中小の結婚相談所は、個人や副業レベルで営んでいるケースがほとんど成婚率は平均10%未満。
  • 成婚率を2〜3倍も水増ししているケースがあるので要注意。業者の説明を受ける時には、経済通産省の算出式(成婚者÷会員数)であるか否か、成婚者は自社が紹介したものか、他者が紹介したものも含めているのか確認すること。
  • 会員の9割の平均在籍期間が約2年間。しかも結婚できないまま退会。逆に成功する1割の人は平均在籍期間が1年。もし入会して1年経っても成果がでないなら、退会を検討するのも一計。
  • サービス内容にある「紹介人数」とは、コンピューターで条件選択したマッチングデータのこと。必ずしも希望通りの人を紹介される訳ではない。
  • マッチングのサービスレベル(SLA)=マッチングの度合いがどの程度の人を紹介されるのか確認すること(例えばマッチング度合が90%以上など)。
  • そして、そのマッチング度合いの人がどの位の人数いるのかも確認すること。
  • 40代男性の場合、希望する条件の女性が何人在籍していて、そのうち何人が40代でもOKなのか(その他「年収」などの条件も含めて)入会前には必ず確認すること。
  • 過度な期待をしないこと。