40代の薄毛に効く髪型の2大セオリーとは?
薄毛対策の専門会社リーブ21の調査によると、40代男性で薄毛が進行していると感じている人の割合は45.4%とのこと。「朝起きると枕にびっしり抜け毛がついている」とか、「鏡を見ると頭頂部にボリュームがなくなった」など、40代にもなると半数近くの人が日々、薄毛が進む様を目の当たりにしているということです。
そうした方々に耳寄りな情報ですーー、薄毛に効く髪型があります。これは私の知人で世界的に有名なヘアデザイナーが提唱するセオリー。驚くほどシンプルなものですが、知っているか否かで大きな差がでます。この記事では私の過去の著作の中で大きな反響のあった「40代の薄毛に効く髪型の2大セオリー」をお伝えします。ぜひ最後までお読みください。
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40代男性の約半数が薄毛が進んでいる
冒頭で紹介したとおり、40代男性の約半数(=45.4%)もの人が薄毛が進行していると感じています(リーブ21調べ)。そうした中、「誰にも相談しない」と回答した人が7割(=72.2%)もいるのです。薄毛をまったく気にしない人もいるんでしょうが、人知れず悩みを抱えている人が一定数いると推察します。
「相談する」と回答した人のうち、奥さんや両親そして知人といった身近な人に相談する人が約6割。その一方で、理美容師・医師・かつら育毛の相談室など、薄毛を解決できる可能性のある専門家に相談している人は約4割しかいません。
悩みが解決しないままでいるーーこれ苦しい状況だと思います。薄毛の対処策としては、進行度合いや本人の希望などによって次の4つの解決策があります。
- 髪型を工夫する
- 治療薬(AGA)
- かつら
- 植毛
先の専門家はこれら解決策に応じた役割を担っていますが、この記事では露払いとして、進行の度合いが緩やかで、簡便な方法で対処したい人向けの「薄毛に効く髪型」について紹介したいと思います。
薄毛に効く髪型の2大セオリーその1「ショートヘア」
一昔前、薄毛に効く髪型といえば、通称「バーコード」でした。薄い頭頂部に側頭部から伸ばした髪をポマードで無理やりなでつけた髪型。「卑屈な感じがする」と女性に不人気で評判がよろしくありませんでした。
このバーコートのように髪を長くすると髪の薄さが目立ちます。前髪は「先割れ」といって、前髪の先端の部分がまとまらず、さらに毛の根元に向かって地割れしたような状態になり、かえって髪の薄さを感じさせてしまいます。
頭頂部は髪の黒さが白い地肌を目立たせます。黒と白色のコントラストの強さが髪の薄さを強調してしまうのです。
薄毛をカバーするなら、髪型は断然ショートヘアがいいです。髪と地肌のコントラストを弱めるからです。また前髪が短いほうがスタイリングフォームで立たせやすく、頭頂部にボリューム感を持たせることもできるのです。
事情が許せば、少し明るい色に染めるのも効果的。こちらも髪と地肌のコントラストが弱まり、薄さが目立たなくなるからです。
薄毛に効く髪型の2大セオリーその2「毛流れに沿った髪型」
もう一つ重要な薄毛を打ち消す髪型のセオリーがあります。それは「毛流」に沿ったヘアカットとスタイリングです。特に生え際が薄くなっている人、そしてM字型のタイプの薄毛によく効くセオリーです。
こうしたタイプの薄毛の場合、生え際の両端を見せると「薄いなー」感が強まります。そこで効力を発揮するのが「毛流」に着目したセオリーです。人の毛髪はつむじを中心に渦をまくように生えています。これが「毛流」です。毛流に逆らうカットとスタイリング、例えばオールバックや前髪を長くして横に流すものは、生え際やその両端をあらわにするため薄毛を強調してしまいます。
毛流に沿ったヘアカットとスタイリングをすると、生え際が自然な雰囲気で目立たなくなるので、薄毛を打ち消すことができるのです。
2つのセオリーを組み合わせると効果的
この2つのセオリー、ショートヘアと毛流に沿ったスタイリングを組み合わせると非常に効果的です。専門用語では「ロンポア」という髪型です。百聞は一見にしかず。事例をご覧ください(=ニュースキャスターの村尾信尚教授)。
いかがでしょうか。年齢的には40代から50代に上がったのに、薄毛に効くセオリーを実践することで、薄毛の印象が薄れ、劇的なイメージアップが図れたことと思います。
整髪の注意点:撫で付けるではなく、立てる
整髪の仕方に少し触れたいと思います。整髪といえば「あ、クシでとかすことね」と思ったら、その発想は時代から取り残されている証左です。なぜなら「イマドキの若者はクシを使わない」からです。クシを使わず「手グシ」で髪を整えます。クシでとかす、かつポマードを使って「撫で付ける」やり方は一昔前の習い性であり、髪の毛がフンダンにあればこそ様になるやり方です。
薄毛を打ち消し、若々しく見せるには、頭頂部を「撫で付ける」のではなく「立てる」べき。具体的には、①ドライヤーで形を作り(=頭頂部を立たせ、側頭部は抑える)、②スタイリングフォームで形を整えて、③指先で装飾する、という手順で行います。
この記事でスタイリング(整髪)については原理原則にとどめますが、もっと具体的なやり方を知りたい場合には、理美容師さんに聞いてみてください。髪質や薄毛の進行具合に応じて、最適なスタイリングのやり方を教えてくれるはずです(教えられないような人は不適格だと思います)。
まとめ
薄毛の進行が穏やかな場合には、髪型を工夫することで「薄いなー」感を打ち消すことができます。その際に重要なポイントは、ショートヘアと毛流れに沿ったカットとスタイリング、この記事で唱えた「薄毛に効く2大セオリー」です。
そして、日々の整髪も重要。ドライヤーとスタイリングそして手グシの3点セットで整えます。やり方は理美容室で教わるのが一番。もし要領を得ないならお店を変えたほうがいいでしょう。肝心要はヘアカットであり、アフターフォローも含めたサービスな訳ですから。いいお店選びについては、以下の記事を参考にしてみてください。
・40代の髪型、おじさん臭い印象を一新する3大セオリー
(*)髪型がバッチリ決まったら、次は服装を → 「婚活中の女性に嫌われる、40代男性の残念な服装5選」を要チェック!
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