40代男性の「婚活の壁」
40代の男性が婚活を行おうとするとき、さまざまな困難に直面します。当方はそれを「40代婚活の壁」と呼んでいます。このページでは40代の婚活に精通したコンサルタントが、この年代の男性が陥りやすい罠とそれを打破する戦略を解説します。
-
婚活の壁-その1加齢現象
女性から「異性(=オトコ)」として見なされず、女性との関係が発展しない
- 外見
-
おじさん臭い外見
40代になると薄毛・白髪・肌の衰え・メタボなどの加齢現象が目立ちはじめ、女性が最も重視する清潔感が損なわれます。髪型や服装もデザインやサイズ感が古くて「おじさん臭い」雰囲気を醸し出してしまいます。
- 出会い
-
慢性的な出会い不足
オフィスなど身の回りから「出会い」が激減します。実際のところ経済通産省の調査によると、40代の男性は20代に比べて職場での出会いが3分の1になるそうです。
- 会話
-
女性とのコミュニケーション不全
女性とプライベートで接する機会が年々少なくなります。女性(特に若い女性)と「何を話したらいいかわからない」状態に陥り、血の通った会話ができず親密になれません。
-
婚活の壁-その2女性の希望条件から外れる
40代男性は、大半の女性から結婚相手として見なされなくなる
子供が一人前になる前に定年になる、あるいは親の介護問題を避けたいなどの理由から、大半の女性から40代男性は結婚相手として見なされなくなります。
-
婚活の壁-その3婚活会社が頼りにならない
婚活会社には40代男性の魅力をひきあげるノウハウも人材も不在
- 実態1
-
顧客満足度わずか10パーセント。有効なアドバイスがない
経済産業省の調査によると、婚活会社の会員の満足度は「期待どおり」と答えた人が、わずか10パーセント。「外見」「会話」など魅力を引き上げるために必要なアドバイスを受けられないことが大きな要因として指摘されてます。
- 実態2
-
婚活会社の担当者が会員をサポートする余裕がない
婚活会社のアドバイサーは、一人で100~200名の会員を担当しているので、一人ひとりの会員に対してきめ細かいサポートをする余裕がありません。会社によっては、新規の顧客を獲得するとコミッションをもらえる制度のため、既存の会員は放ったらかしという残念な状況も生まれます。
- 実態3
-
結婚相談所の平均在籍期間は24ヶ月。成婚率わずか1割以下
経済通産省の調査によると、結婚相談所の平均在籍期間は24ヶ月という長期に及び、9割以上があきらめて退会します。主な原因は紹介データー数に制限があり小出しにされるから。 会員のニーズは一日も早い結婚、一方の婚活会社は長期在籍による売上増大。利益が相反しているのです。
最もリスクが高い壁は “危機感の欠如”
目の前に迫ってる、「50歳で独身」の悪夢
- リスク1
-
50歳になったらシニア婚活
一般的な婚活ができるのは40代まで。50歳になった途端に状況は一変します。大半の婚活業者は50代を「シニア」に分類するので、例えば高校生の息子がいる50代の女性や足腰の弱った60代の女性相手に婚活することになるのです。“40代は後がない”これが現実です。
- リスク2
-
周囲の見る目が激変する
50歳になっても未婚の場合、日本の政府機関(総務省など)は、「生涯未婚者(=一生、結婚しない人)」と見なします。そして周囲の見る目も厳しさを増します。40代の未婚者でさえ「変わり者」と陰でささやかれる事がありますが、その評価は決定的になるでしょう。
- リスク3
-
様々な屈辱にまみれる
こうした現実に無自覚なこと。危機感の欠如こそが、最大の「40代婚活の壁」といえるでしょう。このぶ厚い壁を打ち破るすべはたった一つ、”行動すること”です。行動しないなら、様々なリスク(=一生独身・孤独な老後など)や屈辱を受け入れるしかありません。それは刻一刻と迫っています…