なぜ46歳のバツイチ・高卒・ギャル男が16歳年下のお嬢様女優と結婚できたのか?トップ写真

 

くだんの結婚が発表された時、あまりの意外な組み合わせに世間が騒然としたのを覚えています。女性は超有名女優で紅白の司会を務めたことがあるほどの人気者。ドラマに出ればヒット連発。CMにも引っ張りだこ。そして江戸時代から続く名門出身のお嬢様ーー。

 

そんな彼女が選んだのは、16歳年上の当時46歳の無名ミュージシャン。背は低く、ボサボサの髪にルーズな服装(いわゆるギャル男ファッション)。しかも高卒で離婚経験があるバツイチ。

 

「お姫様が選ぶのは、王子様」とばかり思っていた世間さまは大騒ぎ。そして身内は猛反対。女優の父親は交際が報道された時「冗談じゃない、(結婚なんて)ありえませんよ!」と怒りを隠さず言い放ったのです。

 

では、なぜ46歳のバツイチ・高卒・ギャル男は16歳年下のお嬢様女優を射止めたのか。この記事はその実相に迫りたいと思います。ちなみに件の女優とは「松たか子」さんです。

 

なぜ46歳のバツイチ・高卒・ギャル男が16歳年下のお嬢様女優と結婚できたのか?著者紹介

結婚当時、人気絶頂の女優

 

松たか子といえば、1990年代の終わりから結婚当時に至るまで、人気女優そして人気歌手として一斉を風靡しました。史上最年少の19歳でNHK紅白歌合戦の司会に抜擢とか、木村拓哉と共演したドラマ「ラブジェネレーション」「HERO」が視聴率30%超えのメガヒット。歌手としてもシングル21枚・アルバム12枚をリリースと、芸能界で当代一の活躍をしていたのです。

 

恵まれた容姿、名門(歌舞伎の高麗屋)出身というブランド力、そして親しみやすい雰囲気から好感度もバツグン。CMは花王・資生堂・コカコーラ・サントリー・NTTなど消費者向けのビジネスをしている業界トップ企業がこぞって彼女を看板役に起用したのでした。

 

そんな彼女が選んだ相手は・・・

お相手は46歳バツイチ・高卒のギャル男風のミュージシャン

 

佐橋佳幸さん。当時46歳で離婚歴があるバツイチ。外見はお世辞にもハンサムとはいえず、髪はホサボサでダラシない服装(いわゆるギャル男ファッション)。おまけに高卒で背も低め。芸能界でも松さんに比べるとはるかに格下の無名ミュージシャン。

 

この条件なら、婚活の場では三重苦どころか四重苦で四苦八苦することは必死の情勢。そんな佐橋さんがなぜお嬢様女優と射止めることができたのでしょうか。その秘訣の一端は「出会いの場」にあるようです。

 

なぜ46歳のバツイチ・高卒・ギャル男が16歳年下のお嬢様女優と結婚できたのか?お相手はギャル男

出会いは定番の「仕事を通じて」

 

松たか子さんが23歳のとき、自身初の全国コンサートツアーを行います。そこで二人は出会いました。このツアーの裏方で仕事をしていたのが佐橋さんだったのです。松さんは女優として比類ない実績を残していたものの、歌手として全国ツアーは初体験。さまざまな不安やプレッシャーで押しつぶされそうだったことと思います。

 

一方の佐橋さんのこのツアーにおける職責はバンドマスター。個性豊かな(=自己主張の強い)ミュージシャン達を仕切って、主役の松たか子さんを盛り立てる役割です。佐橋さんの経歴は裏方一筋。数々の有名ミュージシン、例えばサザンや久保田利伸などのコンサートのバンドマスターを歴任。得意中の得意の役回りだったわけで、松たか子さんにとっては心強い存在であったことは想像に難くないのです。

 

ちなみに、結婚相手と出会ったキッカケの第一位は、「仕事を通じて」なので出会い方としては定番中の定番といえるでしょう。

 

なぜ46歳のバツイチ・高卒男は、16歳年下のお嬢様女優と結婚できたのか?知り合ったキッカケは仕事

 

新卒の女性社員にとって仕事をバリバリこなす先輩社員や上司は頼もしく、仕事の相談や悩みを聞いてもらううちに恋心が芽生えるーーそんな恋愛模様がどの会社にもあるはずです。そういう意味からも定番中の定番の展開だった、というわけです。

 

がしかし。他のカップルとは決定的に様相が異なる事情があったのです。それは女性が名門の出身だったということ。家族の反対という、行く手を阻む大きな壁に直面するのです。

父親が「冗談じゃない」と猛反対

 

松たか子さんの父親は、言わずと知れた大物俳優の松本幸四郎さん。江戸時代から続く歌舞伎の名門中の名門「高麗屋」の名取でもあります。そんな父親からしたら、大切に育てた箱入り娘の婿として佐橋さんは不釣り合いに見えたのでしょう。交際が発覚して言い放ったコメントに想いが滲みでています。いわく・・・

 

「冗談じゃない、(結婚なんて)ありえませんよ!」

 

その後も二人の結婚に強硬に反対したことが報道されていますし、結婚後も佐橋さんのことを「見た目がだらしなくて汚い」と愚痴ったり、楽屋に訪ねてきても「半無視状態」しているとのこと(出典:NEWSポストセブン)。歌舞伎の世界は権威や序列が明確で尊ばれる。そんな視点から佐橋さんをみると「冗談じゃない」となるのは当然の帰結なのかもしれません。

決め手は苦労人特有の「包容力」

 

では、周囲とくに父親の猛反対にあいながら、なぜ二人は結婚するほどの絆を築いたのでしょうか。その答えは佐橋さんの半生にあると言えるでしょう。

 

佐橋さんは中学時代にギターと作曲を独学でマスター。以降、ミュージシャンを志すもチャンスに恵まれず高校卒業後はバイドで食いつなぐ日々。念願のメジャーデビューは遅咲きの23歳のとき。「UGUISU」というバンドのメンバーとして、ようやく表舞台に顔を出すことができたのです。

 

がしかし。UGUISUはさっぱり売れず、ほどなくして解散。夢は潰えたかに思えました。その矢先に転機が訪れます。高校時代の音楽の先輩から裏方仕事を勧められるのです。これが性に合ったのか、当時の人気歌手たちからお座敷がバンバン入るようになり最盛期には「1日6曲とか平気でレコーディングしてましたから、かけもちで」(本人談。出展「musicshelf」)という盛況ぶり。

 

ま、個性の強い(というかワガママな)ミュージシャン達から重宝されるあたり、人当たりの良さとか、無理を聞いてくれるなど如才ない性格=人柄がよかったんでしょうね。

 

また苦労人だけあってままならぬ想いを沢山している。そこから耐え忍んで苦労を乗り越えてきた。だからすごいハイレベルな「包容力」の持ち主だったんでしょう。松たか子さんとは16歳もの年の差があるわけですが、年上男性の輝くような美徳の持ち主だったのでしょう。

 

46歳バツイチ・高卒が、16歳年下のお嬢様女優と結婚できた理由。決め手は包容力

 

お嬢様の性格は二極分化する傾向

 

私は以前、2万人規模の大企業に勤めていました。そこは縁故入社が多く、銀行頭取の娘や世界的メーカー重役の娘、有名ファッションデザイナーの娘など、いわゆるお嬢様が多い会社でした。そんな中、社内で語られていたのは「お嬢さんの性格って、極端に悪いか、極端にいいか2極分化してるよねー」というもの。

 

この法則に則ると、松たか子さんは後者(極端に性格がいい)ではないかと推察しています(報道されているエピソードからも性格の良さは伺いしれえる)。

 

さらにいうと親の権威を笠に着ることはないし、学歴や外見(もっというと、過去の履歴=婚姻歴)といった外形的なもので人を判断することもしないんでしょうね。内面的なものや自身との関わり方、という本質的なところで人を判断するんだと思います。

 

加えて10代のころから仕事をして自立してた。だから親の意見に惑わされない強さも持ち合わせていたでしょうし、もしや育った環境も影響しているのかもしれません。歌舞伎はごく一部のスターと多数の裏方さん達で構成されています。前者は世襲の世界。裏方がどんなに頑張っても乗り越えられない壁がある。松さんはヒエラルキーがはっきりした不条理な世界を是としなかったんでしょう。だからお父さんが反対すればするほど反発するという作用が生まれたに違いありません。

まとめ

 

松たか子さんと佐橋佳幸さんのカップルは結婚後7年目で子宝に恵まれました。交際期間も含めると実に10年以上も愛を育んできたわけです。年齢の差・育ちの差・過去の出来事などさまざまな違いや障害がある。それらを乗り越えて2人が結ばれ幸せでいる ーー これ、ほんと素敵な話なんではないでしょうか。損得勘定なしに愛情が成立している何よりの証左なわけですから。

 

なぜ46歳のバツイチ・高卒・ギャル男が16歳年下のお嬢様女優と結婚できたのか?素敵なカップル

 

私は40代専門の婚活コンサルタントをしていますが、こうしたギャップのあるカップル(=意外な組み合わせのカップル)が結ばれるのをいくつも目にしてきました。芸能界の特殊な事例ではなく一般化していい話だと思います。

 

40代で婚活中の人は、「年だから」とか「バツイチだし」とか「学歴や容姿に恵まれていないから」などなど、後ろ向きな考えに陥りやすい傾向があります。そうした人たちに勇気を与えてくれるという意味からも、私はこのカップル誕生のストーリーは素敵だと思うのです。