合コンで出会える確率4%と20代の合コン離れの衝撃。トップ画像

 

出会いの場の王道として広く認知されてるのが「合コン」です。例えばある調査によると婚活経験のトップは他ならぬ合コン(以下、2位「友人の紹介」3位「婚活パーティ」明治安田福祉研究所2013年調べ)。

 

がしかし。合コンは効果があるのでしょうか。期待できるのでしょうか。

 

この記事は、合コンで恋人(もしくは配偶者)に出会う確率が低いこと(4~5%程度)。20代の間では不人気であることなど。意外な実態を紹介します。

 

合コンで出会える確率4%と20代の合コン離れの衝撃。著者紹介

合コンは出会いの場の王道?!

 

冒頭で述べたとおり、合コンは「出会いの場の王道」として多くの人に認知されています。明治安田福祉研究所の2103年の調べによると「婚活経験」のトップは合コンです。

 

婚活とはすなわち理想の異性を探す行為=出会いを求める行為ですから、「結婚したい」という志を行動に移すと出会い=合コンという連想が働いて「いい話ない?合コンしない?」となるわけです。

合コンで出会える確率わずか4-6%という意外な実態

 

がしかし。期待するほどの成果を上げづらいのが合コンの意外な実態です。例えば、リクルートブライダル総研の調査結果(恋愛・婚活・結婚調査2015年)によると以下のとおり低調な結果…

 

合コンで出会える確率6%の調査結果チャート

 

私自身の著作(「40歳からのモテる技術」PHP研究所刊)で紹介した調査結果(mixiの恋愛系コミュニティの調査結果)でも「恋人とであったキッカケ」として合コンは4%しかありませんでした。出会いの王道として認知されている合コンですが、実はマイナーな存在というのが実態です。

 

ちなみに、出会いの場の「王道」といえば、本当は「身近なところ」なんです。具体的には「仕事関係」「学校・スクール」「友人の紹介」の3つ。どんな調査を行ってもこれらが60~70%も占めるのです。

 

合コンで出会える確率4%と20代の合コン離れの衝撃。本当の出会いの場の王道は職場・学校・友人の紹介=身近な場所

合コンが期待外れに終わる理由

理由その1.1対1の関係を作りづらい

 

合コンは男性4名と女性4名とか、5対5といった複数人数で行います。すると、遠慮や牽制がある(=気に入った相手だけ話をすることができない)とか、気後れしてしまう(=例えば連絡先を気軽に聞けない)などの理由から1対1の関係を作るのが難しいという実情があります。

 

大勢の中で臆することなく自分をだせるとか、短時間で自分をアピールできるごく少数の人が恩恵にあずかる場で、大多数の人にとっては期待外れに終わる可能性が高いということです。

理由その2.短時間で初対面の異性と仲良くなるのは難しい

 

合コンの時間尺は2時間程度。この短時間で初対面の異性と仲良くなれ、というのは大半の人にとって難しい注文です。大抵の合コンが「肩苦しい雰囲気の中で、よそよそしい話をしてタイムオーバー」というのが定番と言えるでしょう。

 

そうした中で、うまく行く人は、初対面の異性と気軽に親密なコミュニケーションできること。男性では人気の職業で話が面白い人、女性では若くて綺麗でおしとやかなタイプの人。かつ瞬発力がある人です。ちょっとしたスキに連絡先を聞き出すとか。次の約束をさりげなく打診できる人。ま、こちらも少数派ですよね。

理由その3.効率が悪い

 

合コン、効率悪しです。例えば婚活パーティなら4-5千円の会費でおなじ2時間程度で、30~50人の女性と出会います。婚活サイトなら月3-4千円程度の会費で、数十万人の女性の中から(時間と場所の制約なしに)気に入った相手を探しだすことができるわけです。

 

一方の合コンは1回4-5千円の会費で、相対できるのがたった4~5名。こりゃ、かなり分が悪い訳です。この合コン=効率悪しの構図について、元楽天オーネットのマーケ部長で、戦略コンサルタントの西口敦さんが秀逸なことを述べているので紹介しましょう。

 

ある合コン常連の女性によれば、「今日の合コンよかったね」と女性陣が好ましく思えるのは、体感値として10回に1回くらいだそうだが、そんなときは、目当ての男性が友人とかぶったりして、結局うまくいかないことが多いそう。

 

というエピソードを引いた上で、

 

先の女性のコメントから「悪くない」合コンが「せいぜい」10回に1回とすると、

・10回分、4~5万円のお金に加え、

・毎回2~3時間の20~30時間、かつ見知らぬ人と話すというエネルギーの消費

これだけのエネルギーを費やして、ようやく1人、しかもその先につながるかどうかわからない…。このように合コンにまつわるミクロの事象を掘り下げていくと、合コンでの結婚成立の可能性は極めて低く、ROI(=費用対効果。筆者注釈)がまるで合わないということが、よくわかる。これは効率、悪すぎである。(出典「普通のダンナがなぜ見つからない?」西口敦著

 

合コン、効率悪しーーこの実態が先の調査における、出会いの場のシェアの低さに反映されているのでしょう。

 

合コンは効率が悪い。3つの理由

合コンが出会いの場の王道になった訳

 

ではなぜ多くの人が「合コン=出会いの場の王道」と思うのでしょうか。合コンの歴史を紐解いてみましょう、そこに答えがあるのです。その昔「男女席を同じうせず」というフレーズが大手を振るっていた時代がありました。その意味は「7歳を過ぎれば男女の別を明らかにして、みだりに交際してはいけない」ということ。

 

そんな封建時代のな残りがあるころ、今のように男女交際がオープンでなかった頃、「コンパ(=主として学生の飲み会・懇親会)」は男女別々に開かれていました。それが1970年代になると状況は一変。コンパは男女合同で開かれるようになったのです。合同のコンパ、略して合コン。当時は見知らぬ男女が知り合える、画期的な出会いの場だったわけです。

 

時を経て、1980~1990年前半くらいまで、こうした場は合コンやディスコくらいしかなかったし、メデイアでは「タレントの誰々がモデル風美人をお持ち帰り!」というニュースが繰り返し流れることで、「合コン=出会いの場」というイメージは発祥当時から色あせることはなかったのです。

20代の合コン離れがはじまった。オワコンの予感

 

がしかし。今後、合コン=出会いの場の王道という意識が低下する可能性があるのです。20代の合コン離れがはじまっているのです。ある調査によると、20代は30代に比べて合コンの経験がある人の割合が激減(男性は約5割減、女性は半減)、かつ約7割の20代男女に合コンの経験がない、という驚愕の結果(リクルートのゼクシィ・ホンネスト調べ)。

 

20代の合コン離れの衝撃。リクルートの調査結果

 

20代といえばデジタルネイティブ世代(=デジタル機器やインターネットに幼くして馴染んでいる世代)です。今やスマホがあれば異性とバンバンであえる時代ですから、非効率な合コンが流行らなくなるのも当然の帰結でしょう。近い将来、合コンはお見合いの如く時代遅れの産物(=オワコン)になるかもしれません。